一絃琴 Ichigenkin 清虚洞一絃琴・宗家 峯岸一水

SEIKYODO-ICHIGENKIN
Issui Minegishi

一絃琴の譜面
Musical score of Monochord

一絃琴の譜面を見るのは初めての方がほとんどかと思います。
五線譜でないところが日本の心だと思っています。
掲載されている譜面が一絃琴の譜面です。楽譜に見られる漢数字、これがその徽(き/音程)の位置をあらわすものです。歌がある場合はその歌詞が大きく書かれ、脇に数字が描かれます。手事(てごと・器楽パートという意味)の場合は数字が大きめにかかれ、脇に唱歌(しょうが・旋律や奏法を口で唱えること。ツン、チン、レンなど)が書かれています。黒い小さな●は歴時点という音の拍・長さをあらわすものですが、古い一絃琴の譜には これはありません。譜をみても、奏法や歌はわかるがどのようなテンポ、メロディラインなのかはわからなかったのです。明治32年に完成した清虚洞一絃琴譜において、流祖、徳弘太橆がはじめてこの歴時点をつけ、譜を見て演奏できる形にしました。後は稽古場で説明させてください。

お問い合わせ:ichigenkintokyo@gmail.com
2016年秋以降、ワークショップ形式のグループレッスンも始まる予定です。
詳細は Facebook にてお知らせします。